2020/08/24

[第3回]LoRa GatewayであるDragino LG01のLEDを点灯させてみよう

rolaiot

概要

前回ではLG01のネットワークの設定を行いました。
今回は、LoRa GatewayであるDragino LG01の動作検証の意味も含め
LEDの点灯に挑戦してみます。

Arduino IDEのインストール

本家のこちらのページからダウンロード&インストールします。

私はMac miniだったのですが、以下の手順でインストールしました

  1. Mac OS X のリンクをクリック
  2. JUST DOWNLOAD ボタンを押して、zipをダウンロード
  3. zipを解凍
  4. 解凍して出てくる Arduino.app をアプリケーションフォルダに移動

Dragino Yunのボードをインストール

LG01にアップロードするためには、LG01用のボードをインストールする必要があります。

詳細はこちらの記事で解説していますが、以下のような手順になります。

  1. Arduino IDEを開く
  2. File > Preferencesを開く
  3. 追加のボードマネージャーのURLの箇所に http://www.dragino.com/downloads/downloads/YunShield/package_dragino_yun_test_index.json を追加する
  4. ツール > ボード > ボードマネージャーを開く
  5. Dragino Yun で検索して、出てきたものをインストールする

LED点灯用のプログラムの開発

Dragino Yun + UNO or LG01/OLG01 のボードを選択しておきます。

ファイル > スケッチ例 > Dragino > Basic > Blink からプログラムの例を開くことができます。

arduino-ide-blink-min.png

/*
  Blink :
  For LG01: Turn on/off the HEART LED on LG01, 

  modified 8 May 2014
  by Edwin Chen <[email protected]>
  Dragino Technology Co., Limited
 */

int HEART_LED=A2;
void setup() {
  // initialize digital pin  as an output.
  pinMode(HEART_LED, OUTPUT);
}

// the loop function runs over and over again forever
void loop() {
  digitalWrite(HEART_LED, HIGH);   // turn the HEART_LED on (HIGH is the voltage level)
  delay(1000);              // wait for a second
  digitalWrite(HEART_LED, LOW);    // turn the HEART_LED off by making the voltage LOW
  delay(1000);              // wait for a second
}

1秒間隔で、ハート型のLEDを点灯させるプログラムになります。

プログラムのアップロード

まずは書き込むためのポートを設定します。

ツール > シリアルポート から LG01の内部IPアドレスのネットワークポートを選択します。

arduino-led-port-min.png

選択できたら、

スケッチ > マイコンボードに書き込む で先ほどのプログラムをアップロードします。

上手くアップロードできれば、LG01のハート型のLEDが1秒毎にチカチカ点灯することが確認できます。

以上で、Arduino IDEを使った、スケッチ(プログラム)のアップロードが正常に動くことが確認できました。

lg01-led-min.png

開発手順のおさらい

以下のような手順で実施します。

  1. LG01(Gateway)のwifiの設定 <= 第2回の記事で紹介
  2. Arduino IDEを使って、LG01の動作確認 <= 今回の記事のスコープ
  3. Arduino IDEを使って、LoRa Mini DevとLG01の通信を検証
  4. ThingSpeakのアカウントの作成
  5. DHT11(湿度・温度センサー)とLoRa Mini Devをつなぎ、LG01を経由してThingSpeakにデータをアップロードする

第3回は以上になります。
第4回では、No.3のStepを説明していこうと思います。